技術情報 キセノンストロボ技術資料

トリガ信号

キセノンストロボ点灯電源(以下ストロボ電源という)は、キセノンフラッシュランプを点灯させるために外部よりトリガ信号を入力することで信号と同期して発光します。
当社のストロボ電源は、下記の3種類の信号を受けられます。(対応できる信号はご指定のある1種類のみです。
信号幅は、100μsec以上)トリガ信号とストロボ電源は、フォトカプラにて絶縁されています。

種類 フォトカプラ信号 接点、又はトランジスタ
オープンコレクタ信号
TTL信号
仕様、特徴 ストロボ電源内部のフォトカプラに電流を流す事で駆動する方法。駆動電流は、10~20mA(推奨)電圧立ち上がりにて同期発光。
信号電圧は、5Vになります。12V,24Vにも対応可能です。
接点信号、又はトランジスタオープン
コレクタ信号にて駆動する方式。
無電圧信号で、接点閉にて同期発光。
TTL信号(3.5~5V)にて駆動する方式。
電圧立ち上がりにて同期発光。駆動電流は、1mA以上必要です。
電源側回路図 電源側回路図 電源側回路図 電源側回路図

アラーム信号

ストロボ電源は、ランプが発光ミス(トリガ信号を入力したにもかかわらず発光しないこと)した場合、トリガ信号と同期してアラーム信号を出力します。
アラーム信号とストロボ電源はフォトカプラにて絶縁されています。

仕様、特徴

発光ミス時、閉信号出力
オープンコレクタ出力
信号幅:20msec±10%
トランジスタ耐圧:50Vmax
最大電流:20mA

電源側回路図
電源側回路図

調光信号

ストロボ電源の調光とは、放電管に印加される電圧を可変することで行えます。一部、出力コンデンサの切り替え調光する機種もあります。調光方法としては、ストロボ電源内部調光用ボリュームによる可変(INT.)と外部から信号入力による可変(EXT.)の2タイプの機能があります。
調光信号とストロボ電源は、フォトカプラにて絶縁されています。

種類 INT.:
内部VR
VR EXT.:
0-5V調光
0-5V EXT.:
8bit調光
8bit INT./EXT.:
コンデンサ切替
CAP
仕様、特徴 ストロボ電源内部のボリュームにより約50~100%連続可変できます。 0~5V信号入力に対し約50~100%連続可変できます。 入力電流 1mA以内。 8bitのパラレル信号に対し約50~100%256階調で可変できます。各bitは、オープンコレクタ入力です。
入力電流 20mA以内。
1bit信号に対し約50%/100%の2段切替ができます。
左の調光と組み合わせることで、約25%~100%まで可変できます。
入力電流 20mA以内。