Q.UPSと何が違うのですか?
A.保護対象が1秒以内であればKDP、1秒以上であればUPSと言うのが一般的ですが、国内のインフラ整備の効果で、1秒以上の瞬低(=停電)は飛躍的に減少しております。
逆に1秒以下の瞬低は異常気象などの影響で増えており、KDPで十分カバーできます。
Q.瞬低とはどういう状況をいうのですか?
A.系統電圧低下が1秒以内・・・瞬低/瞬断
系統電圧低下が1秒以上・・・停電
Q.KDPのメリットを教えてください。
A.・ファンレス・バッテリーレス ⇒ メンテナンス不要
・バイパス回路内蔵で突入電流回避 ⇒ 突入電流に影響されない容量選定が可能
・本体故障時 ⇒ UPSは電力供給停止/KDPはバイパス回路から供給継続
・省スペース化
等があります。
Q.容量選定が解らないのですが、どうすればよいですか?
A.ご要求に対して、容量測定にお伺いする事も可能ですし、具体的な負荷のリストを頂ければアドバイスをさせて頂く事は可能です。
Q.製品の寿命はどの位なのですか?
A.15年を目標に設計しております。(保証値ではありません)
Q.コンデンサーを使用しているのにどうして寿命が長いのですか?
A.コンデンサーは一般的には充放電を繰り返して使用すると、発熱等により寿命が短くなると言われています。
その点KDPでは、自然放電分を充電するという充放電サイクルのみなので発熱が少なく、長寿命化が実現できております。
Q.効率はどれくらいなのですか?
A.常時商用方式を採用している為高効率98%を実現しています。
Q.突入電流を考慮しないといけないのですか?
A.内部にバイパススイッチを設けており、電源投入時の突入電流を回避しています。
Q.万が一KDPが故障したらどうなるのですか?
A.故障時には、内部の自己診断監視機能により、瞬時にバイパス回路に切り替わり、入力は出力へバイパスされますので出力供給は継続されます。
Q.切り替え時間はどれくらいかかりますか?
A.瞬低発生時・・・最大0.5サイクル (1部機種は1サイクルとなります。)
復旧運転時・・・無瞬断で切り替わります。
Q.瞬低発生状況を後から確認できますか?
A.瞬低発生回数の累計をカウントしておりますので、モニターにて確認できます。
Q.どの程度電圧が降下した時に瞬低と判断しているのですか?
A.系統電圧が11%低下した時に瞬低と判断しております。設定値はマニュアルで変更できます。
Q.1秒以上は保護できないのですか?
A.負荷率を減らすことで最大6秒まで保護時間を延ばすことができます。