当社の点灯電源の調光機能としては、電源本体が内部に持つ調光機能とお客様装置から信号を入力する調光機能とがあります。
調光機能については、以下の通りです。
a)内部調光 Internal dimming
前面パネル部操作による調光機能
電源ごとに、RSW(ロータリースイッチ)、パネルSW、VRと種類は異なりますが、出力を0-100%まで可変することができます。
b)外部調光 External dimming
お客様の装置等から信号を受けて調光する機能として下記のものがあります。
LEDの明るさを調整するのに一般的な方法としてLEDに流れる電流を可変することが知られています。LEDに流す電流と明るさはほぼ比例関係にあります。
(但し、一部LEDでは電流を多く流した時に発光効率が下がり比例関係が崩れることがあります。)
a)定電流制御による調光
Dimming under constant current control.
LEDに流す電流を一定にしてその電流値を可変して調光する方式。
ラインセンサーカメラ用の照明を点灯させる時にはノイズ成分が少なくなる等のメリットがある。
電流調光のため、LED素子に依っては電流値によって色味が変化する可能性があります。
a)パルス幅制御による調光
Dimming under pulse-width control.
電源の出力を高周波で駆動させ、LEDに流す電流は一定でパルスのデューティー幅を可変して調光する方式。
LEDに流す電流は一定のため色味の変化は少ないです。
出力を高周波でスイッチングしているため配線の引き回しに依ってはノイズの発生が考えられます。
制限抵抗による電流制御
ほぼ全てのLED照明においてLEDと直列に電流制限用の制限抵抗を実装しています。(一部実装していない照明もあります。)
定電圧源に接続すれば容易で安価な定電流回路を構成することができます。