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瞬時電圧低下保護装置

瞬低や瞬断による損害から、
工場におけるプロセス制御装置・コンピュータなどの
機器を保護します

瞬時電圧低下保護装置
瞬時電圧低下保護装置

瞬時電圧低下(瞬低)とは?

瞬時電圧低下(瞬低)とは、瞬間的に電圧が低下する現象を指します。雷や送電線の故障、大型機器の起動など様々な要因で電気系統の急激な変動により、瞬低が発生します。わずかな変動でも精密機器やコンピュータに大きな影響を与え、誤作動やシステムダウンを引き起こす可能性があります。

瞬時電圧低下(瞬低)とは?

瞬時電圧低下が及ぼす影響とリスク

  • 生産性の低下

    製造ラインやシステムが停止し、ダウンタイムが発生

  • データ損失

    保存中のファイルやシステム情報が破損する可能性

  • 機器の故障

    電圧の不安定により、精密機器が致命的ダメージを受けるリスク

  • コスト増大

    修理費用や生産ライン停止による損失

電気設備のトラブルは企業活動に甚大な影響をもたらすため、こうしたリスクから守る対策が必要です。

瞬時電圧低下のメカニズム

瞬低が起きるメカニズムは、主に電気系統に瞬間的な大電流や大きな負荷がかかったときに生じます。たとえば、雷サージ(落雷による電気的衝撃)や送電線の一時的な故障などが起こると、電力の供給網に変動が走り、一時的に電圧が低下します。また、大型モーターの起動や重負荷機器が同時に稼働するといった工場内の要因も、瞬時電圧低下の原因となります。

瞬時電圧低下(瞬低)対策:瞬時電圧低下保護装置(瞬低保護装置)の重要性

  • 安定した操業と生産性の維持

    生産設備の停止や品質不良は、企業の生産計画に大きな支障をきたします。瞬低対策を怠ると、設備の突発的な停止や製品ロスが頻発し、結果として生産性の低下や納期遅延につながります。これは、取引先からの信頼を損なうリスクにも直結します。

  • データ損失や機器損傷の防止

    精密機器は電圧低下に敏感で、データ消失や機器の故障につながる可能性があります。適切な保護装置を導入することで、重要なデータや設備を守ることができ、損傷リスクを大幅に軽減できます。

  • 長期的なコスト削減

    一度の瞬低で業務が停止すると、修理費用だけでなくダウンタイムによる生産損失も大きくなります。保護装置を導入することで、こうしたコストを対策し、トータルの経済効果を高めます。

まとめ:KDP(瞬時電圧低下保護装置)で万全の準備を

瞬時電圧低下はいつどのようなタイミングで起こるかわかりません。瞬低のメカニズムを理解し、万全の対策を講じることが企業の信頼性向上にもつながります。

当社では多種多様な規模や用途に対応できる瞬低保護装置を取り揃え、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションをご提案いたします。ぜひ一度ご相談ください。

KDPシリーズの6大特徴

1. メンテナンスフリー

KDPシリーズはバッテリーやファンを搭載せず、完全なメンテナンスフリーを実現しています。電解コンデンサにより、定期交換が不要で、一度購入いただくと10~15年間メンテナンスフリーで使用できます。高効率によるファンレス設計も含め、長期間にわたり安定した性能を提供いたします。

2. 高効率

KDPシリーズは常時商用給電方式を採用し、高効率98%を実現しています。この方式により、電気代の削減とCO2排出削減に貢献し、SDGsの目標達成を支援します。熱の発生が少ないため、ファンレス設計の自然空冷方式を採用しています。
これに対し、多くのUPS製品は常時インバータ給電方式を使用し、効率が80~90%と低くなります。高効率運用により、環境負荷の軽減とコスト削減を同時に実現するKDPシリーズは、長期間にわたり安定した性能を提供します。

3. 小型・軽量

KDPシリーズは電解コンデンサを採用しており、UPSと比較して同容量でよりコンパクトかつ軽量です。特に20kVAの場合、体積比で約1/2、重量比で約1/3の小型化を実現しています。このため、設置スペースの削減と取り扱いの容易さが向上しています。

4. バイパススイッチ内蔵

KDPシリーズはバイパス回路を導入しており、装置立ち上げ時の突入電流をバイパス回路で流すことで、部品故障を防ぎます。これにより、負荷よりも大きい容量の製品を選定する必要がありません。
さらに、KDP内部で異常が発生した場合でも、バイパス回路を通じて装置側に電力を供給し続けるため、装置の動作を停止させることなく運用を継続できます。定格出力電流の5倍までの過電流に耐える仕様も備えています。

5. SEMI F47-0767対応(瞬低/瞬断 1秒保護)

KDPシリーズは、半導体製造装置の電圧低下耐性規格であるSEMI-F47に対応しており、負荷率100%の際に1秒間の保護が可能です。この高い耐性により、半導体業界のみならず、液晶パネルメーカーや電子部品メーカーなどの各種メーカーや研究機関でも多くの実績を誇っています。

6. 安全規格(UL、CE、KC)を取得

KDPシリーズは、多様な安全規格に対応しています。
単相シリーズ(1kVA、3kVA、6kVA)は、北⽶向けNRTLおよびヨーロッパ向けCEに対応しています。 ※KDP2-2S001のみ韓国向けKCに対応
三相シリーズ(20kVA、30kVA)は、TUV(NRTL指定規格)、KC、およびCEに対応しています。
これにより、KDPは各地域の安全審査基準を満たしており、ユーザーは個別の規格対応をする必要はありません。

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